太陽光発電システムの選び方
太陽光発電システムは、何を判断基準にして選んだらよいのでしょうか？
選定の決め手となる代表的な評価基準をいくつかピックアップしてみました。
１、発電効率の良いものを選ぶ
発電効率は、どれだけ電気エネルギーに変換できたかという割合を示しています。太陽光パネルの発電性能を示す数字でもあり、変換効率、モジュール変換効率などとも呼ばれています。数値が高いほど高性能ということになります。
２、初期投資金額が一番安いものを選ぶことでコスパを抑える
住宅用太陽光発電システムの価格は年々安くなっています。2011年では1kW当たり平均50万円だった価格が、2019年には半値近くにまで下がっているというデータもあり、初期投資金額がさがっています。
売電価格が下落傾向にある昨今では、自家消費として利用する事で、上り続ける電気代を支払うよりもメリットが大きいです。
３、パネルの品質・特徴から合うものを選ぶ
太陽光パネルにはいくつかの特徴があります。それぞれのメーカ毎、軽量なものや、暑さ強い耐久性、出力低下率の低いもの、温度変化に強いものなど、多種多様なにわたります。各メーカーによるパンフレットや、工務店に相談するなど、よく比較検討すると良いでしょう。
４、保証期間を比較する
初期投資金額の低価格化が進む中、各メーカーは保証に力を入れています。パナソニックの「25年保証」は太陽光パネルに、25年間の「出力保証」と「システム機器保証」を無償でつけています。パネル以外の周辺機器も無償で15年保証がつくため、安心して使い続けることができます。
太陽光発電のメリットとデメリット
太陽光発電のメリット
太陽光パネルのメリットは、やはり電気代が削減できる点です。場合によっては売電収入が期待されますので投資として設置される方もいらっしゃいます。投資としては寿命が長く、メーカー保証はだいたい15年となりますので一般的な投資商品と比べて収入が安定しています。また毎月の電気代の請求にある再エネ賦課金が削減できる点もメリットです。
環境にやさしく、ZEHに繋がります。エコキュートやIHとも相性がよくオール電化と組み合わせて光熱費を大幅に節約できます。
※ZEH（ゼッチ）(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスゼロエネルギーハウス）とは断熱性能を向上し、大幅な省エネルギーを実現したうえで年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅
太陽光発電のデメリット
太陽光パネルのデメリットとして最初のあげられるのは、設置費用が高いということです。発電量は天候や設置環境に左右されますので目的に合わせてどのぐらいコストパフォーマンスが高いのか検討する必要があります。また現在はかなり軽量化されていますが、屋根にパネルの重さがかかるので、その分の経年劣化などを考え、メンテナンスのタイミングも計算しておきましょう。
